吉原直毅さんというマサチューセッツ大学マルクス経済学をやっている先生がいるんだけど。

 その先生のWebページを見たら、マルクス主義がほとんど相手にされない現在では、近代経済学をがんばって勉強して、相手と同じ土俵で、同じ言葉を使って、マルクス主義を訴えていくべきなんだ。いわばマルクス主義はスピリットなんだ。みたいな文章があった。

 最初はなるほど~、と思ったけれども、さっきピケティの『21世紀の資本』を読んでたら、マルクスの問題意識をきちんとデータで検証していて、やっぱりスピリットとか言ってるだけじゃあかんな、と思った。