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 NetFlixのドラマ『ハウス・オブ・カード』を観た。

 

 製作総指揮の1人はデヴィッド・フィンチャーであり、彼は①反資本主義*1と②結婚*2をテーマに映画を撮り続けてきた監督だ。

 

 *1『ファイト・クラブ』、『ソーシャル・ネットワーク』、『ドラゴン・タトゥーの女』等

 *2『ゴーン・ガール

 

 本作はこれらの作品の集大成という感じで、テーマはやはり①反資本主義と②結婚だ。

 

 主人公フランクは、大統領の座を奪うべく日夜戦い続ける下院議員だ。登場人物のほとんどは自らの権力、地位、地元の利権にしか興味がなく、フランクはその欲望を巧みに刺激することで目の前の問題を鮮やかに解決していく。

 その巧みな手腕(剛腕)に視聴者は魅せられるが、(1)権力の頂点に上り詰める過程で、フランクは友人を失い、妻の愛を失い、人間性まで失っていくことになる。(2)また、上記過程を描くことで、視聴者は、政治決定の多くが正義や国民の意思などとは程遠いところで行われていることを理解することになる。

 本作は、これらの点を通して、資本主義下の民主制を徹底的にこき下ろしているのだ。

 

 ちなみにオバマ大統領も観てるらしくて草。