トルストイ戦争と平和』第1部第2篇を読了した。

 

 結論から言えば死ぬほど退屈だった。第1篇は、登場人物のキャラが立っていて、展開もそこそこスリリング、教訓もあった。

 しかし第2編は、新たな登場人物がわんさか出てくる(途中でメモするのを投げた)割には1人1人のキャラクターの掘り下げが浅く、めまぐるしい戦闘の中で描かれる数々の行動がそれぞれ誰のものなのかが全然分からなかった。

 振り返って思い出そうとしても、巻末にある14行のあらすじ以上のものが思い出せない。

 

 あえて要約するなら、フランスの大軍に対し、ロシア軍は少数なのによくやっています。その中で主要人物のアンドレイとニコライもそれなりに頑張ってます、ぐらいだ。

 

 正直モチベーションが下がるのだが、モーム先生が下記のように述べておられるので頑張りたい。

 

「わたくしが『戦争と平和』をとりあげるのを躊躇したのは、場所によっては退屈に思えるからである。戦争の場面があまりにもしばしば出てきて、しかもその一つひとつが微に細に入り語られていてうんざりするくらいであ[る]・・・・・・。しかし、そうしたところは、とばしてよめばよい。とばしてよんでも、やはりこの小説が偉大な作品であることには少しもかわりがない。」