岩井俊二花とアリス』を観た。
 
 岩井俊二作品をはじめて観た。タイトルの通り、女子高生の花ちゃん(鈴木杏)とアリスちゃん(蒼井優)の話。
 
 女子高生のかわいい女の子にこんなことさせたいぜ!ってのがたくさん詰まった映画で、童貞の妄想要素でいっぱい。列挙すると以下。
 
・女子高生2人が(おそらく)映画ファン。
落研の冴えない男子高校生をめぐって、蒼井優鈴木杏が争う。
・高校の写真部の女の子が、バレエのチュチュ姿の女子高生たちを撮影しまくる。
蒼井優が制服でバレエを踊る際、大沢たかおが「パンツ見えるよ」と優しい心遣いを見せたところ、「あ、大丈夫です、減るもんじゃないんで」と100点満点の回答。
 
 これだけだと単なるエロゲーなのだが、映像美と蒼井優のかわいさでガンガン押していくので、2時間15分という長尺が気にならない(けど女性のレビューで「見てて吐きそう」って言っているものがあった、そうだよなぁ)。
 
 これも現実と戦うというより、映画の世界に浸っているのが心地よいという類の映画だった。
 
 
[追記] 驚いたのが、蒼井優が撮影当時19歳だったということ。本作では高校1年生の役をやっているので、15~16歳ぐらいの設定なのだが、もっと若いように見える。