ピケティ『21世紀の資本』を読み始めた。まだ10ページしか読んでないんだけど、マルクスの影響が随所にうかがえる。

 目を引いたのが、19世紀後半に賃金が上昇傾向に転じた理由に、①相対的剰余価値の分配と、②資本蓄積の雇用効果を挙げている点。さらっと書いてあるけどどう見てもマルクス

 あとバルザックの引用が各所にあるのがマルクスぽい。ていうかマルクスヲタにしか見えない。

 終わりまで読まないと分からんけど、マルクスの問題意識を現代に適用した本であると言えるなら、俺の中で『資本論』⇒『金融資本論』(ヒルファーディング)⇒『21世紀の資本』という流れができるんだけど言いすぎかなぁ。とりあえず今後の展開に期待。