ゴダール女と男のいる舗道』を観た。

 

 内容は悲惨。主人公ナナちゃんは女優志望だが、夢がかなわずくすぶってるうちに、生活苦から街娼として街に立つようになる。

 しかし、そこで出会ったヒモのラウルくんによってチンピラたちに売り飛ばされた上、金の受け渡しのトラブルで起きた銃撃戦に巻き込まれて死亡する、というあらすじ。

 

 ゴダールは難解な映画ばっかり作ってる人で、この映画も観てるだけだとよく分からんシーンが多い。それでも何とか観てられるのは、主人公ナナちゃんを演じるアンナ・カリーナがめちゃくちゃかわいいからだ。

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 かわいい。

 

 テーマはたぶん、冒頭に出てくるモンテーニュの言葉「他人に自己を貸すことは必要だが、自己自身に対してしか自己を与えてはならない」ってことなんだろう。ナナちゃんは、ヒモのラウルくんに自分を自由にさせちゃったから、こんなことになっちゃったよ、ということか。よく分かりません。