『資本論』第1部改めて読了。第2部第3部を読んでからだと違った趣がある。

 間違いなくこれまでの人生で一番の本で、これまで持っていた──そして最近疑うようになった──価値観を粉々に破壊された。

 第3部までのノートを作ったので、当分はこれで復習する予定。

 東大の伊藤誠先生は毎年1年かけて全3部を通読するらしい。全部で3700ページぐらいだから1日約10ページ?余裕じゃん、と思うが、実際にはできないんだろうな・・・。がんばって真似してみたい。

 ちなみに著者のマルクスは『資本論』を書き上げるのに、30数年の間、毎日、朝9時から夜7時まで図書館に居たらしい(定職にはついたことがなく、友人の援助で極貧生活を送った)。狂気としか言いようがない。

 果たしてそういう人生は幸せなのか分からないが、マルクスは友人に以下のような手紙を出しているらしい。

そのことを後悔してはいない。その反対だ。もし最初から人生をやりなおしたとしても、私は同じことをするだろう。